電子図書館

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 ひょっとしたら「何を今さら」と言われるかもしれない。正直なところ苫小牧市電子図書館の「存在」を知ったのはつい最近だ。よく調べてみると、開設されたのがほぼ8年前の2014年10月。道内だけでなく全国の公立図書館の中でも先駆けとも言える。

 遅ればせながらも市立中央図書館を訪ね、窓口で利用登録した。利用方法は至って簡単で、電子図書館のホームページを開き、図書館利用カードのナンバーと、交付された仮パスワードを打ち込むだけ。ジャンルごとに分類された書籍の閲覧、借り受けが可能になる。

 一度に借りられるのは一人3冊まで。試しに「大人の文章術」(枻出版社)、「小学生から『新聞』を読む子は大きく伸びる!」(池上彰著)、「小説恐怖新聞 電子書籍版」(大石圭著)の3冊を借りた。貸出期間は14日間だが、早々に2冊を返却。新たに2冊を借りた。

 電子図書館は、ほぼ365日24時間稼働。返却にわざわざ図書館まで足を運ばなくてもよいので便利至極なのである。借りた本は、文字を拡大して読んだり、自動音声機能を生かして読み聞かせできたりするものもある。数は限られるが、週や月遅れの週刊、月刊誌も取りそろえられ、読んでいて飽きない。

 これからの夏休みやお盆シーズン。新型コロナウイルスの広がりで今回、旅行や帰省を見送る人も多いという。そんな人に便利で退屈しない電子図書館の利用をお勧めしたい。(教)

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