苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)の毛ガニ籠漁は26日、漁獲量が上限29・96トンに達した。漁獲枠は前年よりも2トン以上増えたが、漁期を2週間以上残して終了。資源は順調に回復しているものの、操業は引き続き厳しい規制下にある状況が今年も浮き彫りになった。
胆振太平洋海域(室蘭市―むかわ町)の毛ガニ籠漁の漁期は10日~8月13日。道が資源調査した上で漁獲枠を決め、甲長8センチ以上の雄に限定して出荷するなど、厳しく資源管理しながら操業している。
苫小牧漁協はカニ籠漁業部会(髙島正司部会長)の漁船16隻が漁を展開。初日にカニ籠を仕掛け、11日から水揚げし、26日まで12日間の操業で漁獲枠に達した。26日は苫小牧港・西港漁港区で毛ガニを水揚げして計量し、漁獲枠を超えた分を海に戻すため、漁船を再び苫小牧沖合に出した。
毛ガニ総量の1キロ当たり卸値平均単価は税抜き4346円、漁獲高は同約1億3000万円で、同漁協は「前年を上回る結果。資源は順調に回復している」と強調。漁船燃料代の高騰が続く中、籠を入れるたびカニでいっぱいになり、効率的な操業につながった。
ただ、昨年も漁獲枠27トン強をわずか7日間で取り切るなど、近年、資源量調査による漁獲配分と操業結果は、懸け離れつつあるのが現状。髙島部会長(51)は「制限しながら取っているが、まだまだ余裕はあると思う。もう少し取ってもいい」と話していた。
















