苫小牧市の剣道道場の至誠館は、小学生団体の部と個人戦で第71回北海道少年剣道錬成大会兼第64回「赤胴」少年剣道錬成大会(8月7日、札幌市)に出場する。道内最大規模の大会に向け、出場する6人の気力は充実してきた。
赤胴大会(個人戦)に出場するのは白戸花奈(澄川小6年)。5月に行われた苫小牧少年剣道大会の個人戦小学6年生の部に唯一の女子で出場し、得意の面を打ち込んで優勝した。
大きい大会での優勝は初めて。初の赤胴大会に向けて「精いっぱい頑張っている練習の成果を出し切りたい」と気合を込めた。
団体は小学生の部で4位入賞し、苫小牧第4代表として錬成大会に出場する。メンバーの6人中4人が全道大会未経験の3年生。渡辺光敏館長は「3年生はまだ剣道歴が2年ほど。大会の出場経験も少ない」。全道大会の雰囲気を味わってほしい―と、自宅に6人を招き、前回大会で3位に輝いた先輩方の試合動画を見せたという。「普段から徹底している声出しと、自分から踏み込んで前で打ち込めるよう稽古を続けたい」と話す。
きょうだいで団体戦に挑む三浦勝(北星小5年)と三浦こころ(同3年)は初めての全道大会。こころは「練習より、少しでもうまく戦えるように頑張りたい」と抱負。
七尾陸斗(大成小3年)は胴が得意技。「力強く踏み込むようにしている」と元気いっぱい。松川りあ(澄川小3年)は「面を決めたい」、中澤悠真(大成小3年)は「初めての全道でどきどきしている。小手を素早く狙い、一試合でも多く勝ちたい」と闘志満々だ。

















