白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)は7月30日、「ポロトコタンの夜」を催した。2018年3月末で閉館した旧アイヌ民族博物館の夏恒例プログラムの復活企画。町内外の35人がチセ(かやぶき家屋)に集まり、燭台の火が照らす幻想的な雰囲気の中で、白老アイヌが受け継いだ踊りや歌を堪能した。
午後6時半に始まった催しでは伝統の踊り、遠く離れた愛しい人への思いを込めた即興歌イヨハイオチシ、女性と神との問答をテーマとしたカムイユカラ、ムックリ(口琴)演奏などを展開。サッチェプ(乾いた魚)も振る舞い、参加者はアイヌ文化の奥深さに触れた。
ウポポイの野本正博文化振興部長は「ポロトコタンの夜の復活を望む声は大きかった。培った文化伝承のノウハウや思いを伝えたい」と話した。ポロトコタンの夜は6日夜にも行うが、すでに予約で満席。予約の必要がない関連イベントとして同日午後3時半からチセで口承文芸、同4時半から体験交流ホールで白老民族芸能保存会による古式舞踊などを予定している。
















