22年上期労災 59件増の301件 苫労基署  コロナ休業目立つ

22年上期労災 59件増の301件
苫労基署  コロナ休業目立つ

 苫小牧労働基準監督署のまとめによると、管内(東胆振1市4町と千歳市)で2022年上半期(1~6月)に起きた死亡や4日以上の休業を伴う労働災害(速報値)は、前年同期比59件増の301件だった。新型コロナウイルス感染に伴う休業が目立った。

 業種別で見ると、製造業が63件(前年同期比21件増)と最多で、保健・衛生業55件(同22件増)、道路貨物運送業44件(同4件増)、卸売・小売業33件(同6件増)、建設業22件(同6件減)と続いた。製造業と保健・衛生業での急増は、コロナの感染拡大が影響した。

 原因別では転倒90件(同1件増)、墜落・転落33件(同6件減)、挟まれ・巻き込まれ29件(同1件増)、無理な動作など23件(同2件減)、道路の交通事故17件(9件増)が多かった。

 死亡労災は、1月と3月の計2件(前年と同数)。1月の事故は運送会社敷地内でけん引車とトレーラーを連結する作業中、付近で除雪作業していた男性が車と荷台の間に挟まれて亡くなった。3月には林業現場で重機が転落し、運転席から放り出された男性作業員が重機の下敷きになって死亡した。

 苫労基署の担当者は、幅広い業種で50歳以上の事故が増えていることに触れ、「体の衰えに気づかず、けがをするケースもある」と指摘。「労働者の高齢化の流れはさらに進むとみられ誰もが働きやすい職場への改善が重要」と訴える。

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