高校女子野球、小学生卓球と9日間にわたって滞在した兵庫県に別れを告げた。期間中は東胆振の全国出場選手、チームの頑張りもあって、充実した日々を送ることができた。
うれしい出来事もあった。昨年夏、丹波市にある国史跡の山城「黒井城」で出会った少年、教人君と再会。当時は夏休みの自由研究中だった彼が、仕事の合間を縫って同城を訪ねた小生に声を掛けてくれたことが始まりだった。
その後は手紙のやりとりや出張、旅行先で見つけた城郭資料などを送り親交を深めてきた。「記者さんと城巡りがしたい」との言葉を受け、兵庫県朝来市にある標高約353メートルの国史跡「竹田城」を一緒に登った。
4月から中学生になり、数学や理科にも興味を持つようになったそう。同じ歴史好きでも、理数系は毎回赤点すれすれだった小生とはさすが出来が違う。昨年、日本城郭検定準1級を取得。今年は専門家レベルの1級に挑戦するという。
小生が離県する日には、大量の城郭本をバックパックに詰め込み会いに来てくれた。「民報の社員や読者にも教人君ファンがいるんだよ」と告げると照れくさそうに笑った。次の再会はぜひ北海道で。
(北)

















