新型コロナウイルス第7波下で行われている全国高校総体陸上も後半戦に入った。各選手連日の猛暑とも戦いながら、持てる力を大舞台にぶつけている。
3年ぶりの有観客開催も、選手たちの頑張りを後押ししているのは間違いない。声援こそ禁止されているが、スタンドから湧き起こる拍手や手拍子。コロナ禍前の高校総体や無観客だった前回大会を知る小生にとっては心を躍らされる。
ただ、感染症対策が徹底されているかと言えば疑問は多い。臨時駐車場と会場間を結ぶシャトルバスは補助席をフルに使う満員状態。パーティションや窓の開放はなく、バス内は会話などでにぎやか。
報道陣は毎日の検温などを自主的にお願いされている程度。マスク着用、手指消毒は取材時の留意事項に明記されているが、マスクを顎下まで下ろしトラック周辺をうろつく人もちらほら。ミックスゾーンと呼ばれる取材エリアは例年にないほど狭く、特に決勝レース後の入賞選手への取材になるとすしづめ状態。17日間の出張もあとわずか。心して業務を全うしたい。 (北)

















