東胆振3選手が挑む―高校総体・水泳

1年生ながら2種目で高校総体出場を決めた堀

 全国高校総体の水泳(競泳)が15~18日、高知市東部総合運動場くろしおアリーナで開かれる。東胆振からは堀葵(駒大苫小牧1年)=アブロス日新スイミングクラブ=が女子100メートル、200メートルの平泳ぎ2種目に出場。高橋良汰(北海道栄3年)=JSS登別=が男子50メートル、100メートル両自由形、畑裕陽(室蘭栄3年)=アブロス白老スイミングクラブ=が男子50メートル自由形に挑む。
 3選手は7月上旬に江別市で行われた道大会で3位以内に入り、高校総体切符をつかんだ。

―堀(駒大苫1年)、平泳ぎ2種目(100・200メートル)で初出場
 1年生ながら2種目で高校総体切符を獲得した堀。道大会は100メートル優勝、200メートルでは2位だった。特に100メートルは「今まで勝ったことがない」1学年上の川井愛奈(札幌大谷)に0秒16差で勝利。小学時代からよく知る憧れの存在を下し「自信になった」と相好を崩す。
 和光中1年時にJOC夏季大会女子50メートル平泳ぎ6位の実績を誇る実力者。その後は新型コロナウイルスによる相次ぐ大会中止などでモチベーションを保てなかった。高校入学で心機一転「泳ぐのが楽しい」と言う。全国では「前半から積極的に泳いで自己ベストを更新したい」。

―男子50・100メートル自由形出場の高橋(道栄3年)、「今年こそ上位を」
 苫小牧明倫中出の高橋は2年連続の高校総体出場。前回は男子50メートル自由形で自己ベストの24秒03をマークするも無念の予選落ち。今回は2種目で「上位を狙いたい」と話す。
 今季前半は「練習ではいいのに、試合になるとタイムが出ない」ジレンマに悩まされもしたが、何とか乗り越え道大会では50メートル3位、100メートルは2位に入った。
 昨年12月の栃木県合宿で親交を深めた全国の競技仲間も続々と高校総体出場を決めた。「再会できるのが今から楽しみ」と笑みをこぼした。

―男子50メートル自由形・畑(室蘭栄3年)、「より進化した自分見せたい」
 畑は白老白翔中1年だった2017年のJOC夏季大会以来となる久々の全国舞台だ。「より進化した自分を見せたい」と意気込む。
 もがき苦しむ日々を長く過ごしてきた。支えになったのは小学時代から教わるアブロス白老の津谷敬太コーチや、日本マスターズ水泳で優勝経験を誇る木原繁樹(アブロス日新スイミングクラブ)ら。熱心な指導や助言に「恩返しがしたい」一心で道大会は臨んだ。
 予選を24秒55で全体2位通過すると、決勝では24秒40とさらにタイムを縮め準優勝。かつて同じスイミングクラブに所属していた高橋と「一緒に全国に行けるのもうれしい」と語った。

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