道労働局相談件数 前年度比4・9%減 個別紛争関係は増加

道労働局相談件数 前年度比4・9%減
個別紛争関係は増加

 北海道労働局は2021年度の個別労働紛争解決制度の施行状況をまとめ公表した。総合労働相談件数は前年度比4・9%(2045件)減の3万9801件となり、労働者からの相談が2万3373件で最も多かった。

 総合労働相談は20年度の4万1846件をピークに高止まり傾向。北海道労働局は「(21年度の)減少は、コロナ禍に関する助成金をはじめ、各種相談窓口の開設によるもの」と指摘した。

 総合労働相談のうち、「いじめ・嫌がらせ」や「自己都合退職」「解雇」など民事上の個別労働紛争の相談件数は前年度に比べ942件増加し、全体の23・2%を占めた。内容は「いじめ・嫌がらせ」が14・3%増の2990件。全体の3分の1近くを占め、11年連続で最多だった。具体的には職場の人間関係やパワーハラスメント、同僚とのもめごと、上司との相性など。部下から上司へのいじめもある。労働者の申し出が増えた背景について、労働局は「当事者の問題意識の高まり」と分析している。

 「助言・指導」の申し出件数は前年度比5件増の262件。「いじめ・嫌がらせ」が39件(14・9%)、「自己都合退職」が36件(13・7%)、「労働条件引き下げ」は18件(6・9%)、「解雇」18件(6・9%)、「雇い止め」17件(6・5%)。

 紛争解決の申し出人はすべて労働者だった。正社員が53・1%で最多。次いで有期雇用労働者が24%、短時間労働者が10・7%、派遣労働者が4・6%。21年度内に処理を終了したのは261件で、うち口頭による助言は257件、取り下げが3件、打ち切りが1件。助言・指導の処理に要した期間はすべて1カ月以内となり、解決に至らずにあっせんに移行したのは22件(8・4%)あった。一方「あっせん」の申請は14・8%減の178件でこの5カ年度間で最少。「緊急事態宣言など新型コロナウイルスの影響が大きい」という。

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