20年来の愛車を模型化 苫小牧の中村さん マツダロードスター 延べ5年、5分の1サイズに 元エンジニアも絶賛

中村さんと自作のマツダロードスター5分の1スケールの模型

 世界で最も多く生産された2人乗りオープンスポーツカーとして、ギネス認定されているマツダの「ロードスター」。苫小牧市音羽町の中村典夫さん(73)が、20年以上乗り続ける愛車の初代ロードスター(NA型)の5分の1模型を完成させた。延べ5年を費やし、エンジンルームや下回りまで忠実に再現した力作で、周囲も絶賛の出来。10月の苫小牧市民文化祭に出展予定だ。

 大きさは高さ25センチ、幅34センチ、全長80センチ。主にバルサ材と呼ばれる木材を使用しカッターナイフでかたどり、紙やすりで磨いた。色落ちを防ぐために塗装は5回行ったという。

 ロードスターは1989年の販売開始からの累計生産台数が100万台を超え、世界一を記録する小型のオープンスポーツカー。2015年からは4代目だ。

 長男、長女が自立し、妻のすみ子さんと2人暮らしになったのを機に「初代」を購入し、01年から乗り続けている中村さん。自宅にあったラジコンカーを改造した10分の1スケールの模型を友人に見せたところ好評だったため、一回り大きな5分の1模型作りにチャレンジすることにした。

 制作に取り掛かったのは、13年5月。大学ノートに書いた設計図を基に近くのホームセンターで材料を購入し、持ち前の器用さで14年8月までにボディーを仕上げた。

 同年9月、上川管内上富良野町で全国のロードスター好きが集まる「ロードスターふらの北海道ミーティング」に参加。ロードスターの生みの親でマツダの元エンジニア貴島孝雄氏と会うことができ、自作の模型を見せたところ、「すごいの作ったね。今までこんな大きな模型を見たことがない」と驚かれたという。

 それから数年たち、「ボディーだけでなく、下回りやエンジンも作り込みたい」と思うようになり18年9月、改良に着手。ジャッキを使って愛車を下からのぞき込むなどし、メジャーでサイズを細かく測定。ボンネットを開くようにし、エンジンルームの細部まで再現した。タイヤも従来の木製からゴムで作り直すなどこだわり抜き、今年5月に完成させた。制作日数は「下回りに1年、エンジンには2年かかった」と振り返る。

 中村さんは「今まで幾つもロードスターの絵を描いたり、模型を作ったりしてきたが一番満足のいく作品ができた。10月の市民文化祭では、多くの人に見てもらいたい」と話している。

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