モデルロケット打ち上げ第4級 苫高専生11人が取得 1年で10人以上は最多

モデルロケット打ち上げ第4級 苫高専生11人が取得
1年で10人以上は最多
モデルロケット第4級の資格証明書を手にする学生たち

 苫小牧工業高等専門学校(小林幸徳校長)の学生11人が先月、火薬エンジン搭載のモデルロケット打ち上げに必要な日本モデルロケット協会の第4級従事者資格(ライセンス)を取得した。通信工学が専門で、副校長の村本充教授は「1年で10人以上が取得したのは初めて」とし学生のロケットに対する関心の高まりを歓迎し、大会などでの活躍に期待している。

 プラスチックや紙、木材で作った筒状の機体の末端に花火などで使う黒色火薬を詰めて飛ばすモデルロケット。一定高度に到達したらパラシュートでゆっくり降下、着陸させる。NASA(米国航空宇宙局)が教材用に開発し、科学の教材としても用いられている。

 打ち上げには同協会のライセンスが必要で、資格は1級から4級まである。級によって扱えるエンジンが異なり、1級は火薬量が最も少ないA型から火薬量の最も多いJ型まで網羅している。

 4級で扱えるのは火薬量20グラム以下のエンジン、A~C型。ライセンス取得には同協会や学校、認定クラブなどが主催する講習会を受けるなどし3回以上、安全な打ち上げを経験する必要がある。

 同校は2016年度から1年生向けに、工学の基礎を学ぶ必修科目として「創造工学1」を開設しており、その中でモデルロケットについても学習。今年は4月下旬に原理や製図方法などの講義を受け、5月12日に製作、19日に打ち上げに臨んだ。

 今回、4級を取得した11人は授業後にロケットに興味を持った1年生9人とライセンス獲得に意欲を見せた3、4年生各1人。同協会に申請後、7月21日に登録された。

 同校での4級取得者は17年に4人、18年に1人、19年に5人出ているが、この2年間はいなかった。

 「いつか自分でロケットを打ち上げたいと取った」と1年の山本樹弥さん(16)。同じく1年の直江芯太朗さん(15)は「安定した飛行を目指せるようになったら3級を取得したい。まずはモデルロケット北海道大会に向けてロケットを製作する」と意気込んでいる。

 村本教授は「今後、大会で賞を取る学生などが出てくればうれしい」とほほ笑んだ。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る