◇個人シングルス
日本卓球協会推薦選手と、全国9ブロックの予選会を勝ち抜くなどした男子114人、女子113人がエントリー。21、22両日でトーナメント戦を繰り広げる。苫小牧からは市内クラブの北海道菊卓会で腕を磨く男女4人が挑む。
■男子
6月の東胆振大会を制した石川隼丞(和光3年)と、2位の三浦魁斗(啓明2年)が開催地枠で出場する。
石川は昨年9月に苫小牧市で開催された北海道選手権カデット(中学2年生以下)男子14歳以下で、苫小牧勢として15年ぶりの頂点に立った実力者。闘志あふれる攻めの卓球が持ち味だ。
「道代表の全国切符が取りたかった」8月の道大会(旭川市)ではまさかのトーナメント3回戦敗退に終わった。悔しさを胸に全国で巻き返しを誓う。1回戦で九州代表の寺地暖人(帖佐2年・鹿児島)と対戦。「地元開催の実感が湧いてきた」と胸を躍らせる。
三浦は強烈なフォアハンドショットが魅力。大会はもちろん、クラブ練習でも使用する慣れ親しんだ苫小牧市総合体育館での一戦に「緊張はしていない。サーブから相手を崩して、フォアで攻め抜きたい」という。1回戦で東北代表の太田駿樹(秋田大付属・秋田)と当たる。
■女子
近田彩梨(緑陵)、丹波瑠菜(啓明)の成長著しい1年生コンビが全国舞台に挑む。
近田は昨年7月の全日本選手権ホープス(小学5・6年)出場。続く北日本ブロック大会では優勝するなど、小学時代から注目されてきた。中学生になっても勢いは止まらず東胆振大会、胆振大会を制覇。道大会では1年生で唯一のベスト16入りを果たした。
1回戦で東海代表の西原万紋(名経大高蔵3年・愛知)と対戦。勝つと2回戦で日卓協推薦の面手凛(山陽学園3年・岡山)と当たる。
近田に負けじと力を付けているのが丹波。東胆振、胆振の各大会は決勝で近田と対戦し敗れたが、並み居る上級生を下す健闘の準優勝。サーブから相手を崩してポイントを重ねる堅実なプレーが光る。
1回戦の相手は北信越代表の森國穂乃花(社2年・福井)。2回戦には日卓協推薦で強豪大阪貝塚第二の竹谷美涼(2年)が待ち受ける。
























