道は19日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、新規感染者数が連日最多を更新する「第7波」に対応するため、保健・医療提供体制のフェーズ(段階)を全道で最高レベルの「3」に引き上げることを決めた。確保病床数はこれまでの1963床から2258床となり、295床増床される。記者会見した鈴木直道知事は「感染者数が高止まりする中、お盆時期や夏休みが終わり、生活が通常モードに切り替わることで、感染が再び拡大することが懸念される」と危機感をあらわにした。
新規感染者数の急増に伴い、病床使用率も上昇傾向。18日時点で全道で40・1%と、感染拡大「第6波」のピーク(2月25日)と同水準に。知事は「今後の入院患者の増加を見越して、現在、道央圏と十勝圏を最も高い『フェーズ3』としているが、19日から全道を『フェーズ3』に引き上げる」と説明した。
また、発熱外来への受診の集中を緩和するため、23日に「北海道陽性者登録センター」を開設することも決定。オンラインで申請した人に抗原検査キットを送り、陽性だった場合に自身で登録してもらうシステム。対象は既に同様の取り組みを導入している札幌市を除く石狩管内在住者で、▽18~39歳▽症状が軽く、重症化リスクが低い人。知事は「今後、地域の感染状況を踏まえ、石狩管内以外の全道で順次展開していく」との姿勢を示した。センターはオンライン上に設置。センターのアドレスは23日午前9時に道のホームページで公開する。
この他、自宅療養者が急増し5万人を超える現状を踏まえ、知事は「自宅療養セットの迅速な配送に取り組む」と強調。13日から2社による配送体制としていたが、25日からは3社体制に強化。さらに「23日からは電子申請での受け付けも順次開始し、利用者に一日も早く届くように取り組みを進めていく」と述べた。
道では「BA.5対策強化宣言」を全道域に発出し、10日から31日まで「夏の感染拡大防止パッケージ」の対策を展開中。知事は道民や事業者に基本的な感染防止行動の徹底や、ワクチン接種の検討などを改めて呼び掛けた。
















