苫小牧市教育委員会は、2021年度の教育行政執行方針などに掲げた施策の「点検・評価報告書」をまとめた。28施策のうち27施策が、想定を上回る成果が得られたA評価(達成度100%以上)または、ほぼ想定通りのB評価(同80%以上100%未満)。生涯学習関連の5施策は、前年度から軒並みワンランクアップしてB評価となった。
生涯学習関連は市生涯学習課や美術博物館、科学センターで実施する施策。
市生涯学習課の出前講座は新型コロナウイルス禍で前年度比13回減の164回の実施にとどまったが、オンライン開催などの工夫により受講者数は同2675人増の8437人となった。美術博物館の特別展・企画展の来館者数は前年度比10%減だったが、満足度は高まり1日当たりの来館者数も微増した。
学校給食については21年度1月に第2学校給食共同調理場(美原町)の運用を開始し、副菜を導入。アレルギー対応も強化し、22年度から対応アレルゲンに「乳」も追加(従来は「卵」限定)したことを受け、前年度のB評価からA評価にランクアップした。
一方、「ICT(情報通信技術)の教育環境の充実」は通信環境が不安定になるなど課題が発生し、B評価に下がった。
「不登校問題」は前年度に引き続きC評価(同50%以上80%未満)。不登校児童生徒数は前年度比24人増の404人と、増加に歯止めが掛かっていない。
評価はA~Eの5段階で、D、E評価はなかった。市教委は「新型コロナ禍の中で、前年度よりもしっかり取り組めたものが多かった」としている。
各自治体の教育委員会は毎年、事務の管理、執行状況について点検、評価することが法律で義務付けられており、報告書は9月中旬頃に市ホームページでも公開予定だ。
















