国土交通省は25日、2023年度北海道開発予算の概算要求をまとめ、公表した。総額は22年度当初予算比19%増の6790億700万円となった。6000億円台の要求は9年連続。うち一般公共事業費に当たる北海道開発事業費も19%増の6669億3500万円を要求する。
北海道開発事業費の内訳は、港湾空港鉄道等が22年度当初予算比17%増の277億1800万円を要求。治山・治水は19%増の1213億4600万円、道路整備は20%増の2619億6200万円を計上した。この他、アイヌ伝統等普及啓発事業費は25%増の19億8900万円を要求した。
23年度概算要求は▽生産空間の維持・発展による食料安全保障、観光振興へのさらなる貢献▽日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震への対応を含む国土強靱(きょうじん)化の強力な推進▽ゼロカーボン北海道の実現▽白老町の「民族共生象徴空間」(ウポポイ)などを通じたアイヌ文化の復興・創造および国民理解の促進▽北方領土隣接地域振興対策―の5本を柱に据えた。
「ウポポイ―」では、新型コロナウイルス感染拡大予防策を実施するなど適切な施設運営を展開。アイヌの人々の歴史・文化について国民の理解を促進するため、コンテンツの充実やウポポイのネットワーク機能を強化する。年間来場者数100万人を目指して、ウポポイの魅力を発信し、誘客を促進する。
「ゼロカーボン―」では、苫小牧東部地域におけるカーボンニュートラルを推進。地方自治体や民間企業などと連携した推進体制で、再生可能エネルギーの導入、水素サプライチェーンの構築などによる産業展開を視野に入れた調査を実施する。
















