女子世界選手権

女子世界選手権

 女子アイスホッケーの世界選手権が大詰めを迎えている。北欧の国、デンマークで初開催。今年2月には北京五輪があったが、1990年以来の大会史の中でも初となる五輪開催年と同一年の実施だ。

 スマイルジャパンは29日午後10時(現地午後3時)開始で北京五輪銅メダルのフィンランドに挑み、3―9で敗れて開幕4連敗となった。今大会には除名のロシア以外の世界ランキング上位10カ国代表がそろう。五輪時の顔触れが11人抜けて新戦力多数が加入した日本は上位陣5カ国のグループに入り、既に米国に0―10、スイスに1―3、カナダに0―9で敗れていた。

 国際連盟公式ウェブサイトのニュースは戦前の展望記事でチームにいた”著名プレーヤー”の動向として大澤ちほ、久保英恵の苫小牧出身両フォワード選手引退を伝えた。先週25日の開幕後には飯塚祐司監督を取り上げた。監督は21世紀に切符を勝ち取ったこれまでの五輪3大会で日本がなし得なかった「世界5強」内の戦いが感慨深くもいかに険しいものなのか語り、若手を起用した現メンバーには「もっと経験が必要」と強調。

 得点力を高める目標を飯塚監督は掲げ、「他チームよりも多くゴールを決めることがホッケー。それには時間がかかる」と述べた。ランク上位・下位各5チームの予選が今夜からあす未明までに終わり、次は最終的な順位戦ラウンドに移行する。9月からスマイルジャパンにとっての踏ん張りどころだ。(谷)

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