苫小牧市出身の女子プロレスラー、山縣優が24日、友人の藤潤一さん、苫小牧市の観光大使を務めるシンガー・ソングライターかんばやしまなぶさんと共に岩倉博文市長を訪問した。9月4日に苫小牧市屋内ゲートボール場で行う凱旋(がいせん)興行に関し、「苫小牧全体で盛り上げてほしい」と要望した。
苫小牧で初の興行を迎える山縣は「支えてくださる家族や友人、関係者の方々に全力で戦う姿を届けたい」とあいさつ。岩倉市長は「体力の消耗が激しい競技。この興行を機会に、応援が増えるよう良い試合を見せてほしい」と激励した。
山縣は2000年にプロデビュー。第4代Regina di WAVE王座や第9、13、15代WAVE認定タッグ王座獲得。21年にはJUST TAP OUTで3代目QUEENに輝くなど、各種大会で活躍している。
東京を拠点に活動し、これまで札幌や函館など道内で精力的に興行を行ってきた。初の地元開催に「21年間プロレス人生を歩んできたことは誇りに思うべきことなんだと自信が湧き、今の自分の姿を地元の方々に見てもらいたいと決断した」と話した。
プロレスは「生きざま」―と山縣。リング上で立ち向かう姿勢など、勇気と元気を多くの人に与えるため「コロナ禍で大変な世の中、前を向いて歩み続ける大切さを感じてもらえるよう、全力で盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

















