敵の侵攻想定防衛力を確認 陸自北部方面隊 北大演で大規模演習

敵の侵攻想定防衛力を確認 陸自北部方面隊 北大演で大規模演習
風景に溶け込んだ90式戦車から敵を探る隊員

 陸上自衛隊北部方面隊は8月22日~今月4日の14日間、2022年度総合戦闘力演習を道内各地で展開した。3日には千歳市と恵庭市にまたがる北海道大演習場(北大演)で一部を報道公開し、道内に敵が侵攻した想定で模擬戦闘訓練を繰り広げた。

 「北演」と称する道内最大規模の演習。北部方面隊の総合戦闘力を最大限に発揮し、各種事態に対処する能力の向上を図る狙いで、全部隊が参加して道内全域で展開している。今年は敵の侵攻を想定した防衛訓練で、隊員約1万2000人、車両約3400両、航空機約20機が参加し、主に北大演や上富良野演習場などで訓練を行った。

 北大演では第5旅団(帯広)が敵役を務め、第11旅団(札幌)、第7師団(千歳)が防衛する模擬戦闘訓練を実施。想定では8月31日に第5旅団が道内に上陸し、北大演千歳・恵庭地区を南から北に向けて侵攻する中、第11旅団が9月1、2日と攻撃を食い止め、3日に戦車部隊を中心にした第7師団が反撃した。

 このうち3日は、第7師団指揮下で苫小牧市を警備隊区とする第73戦車連隊(南恵庭駐屯地)が隊員約300人、90式戦車を中心にした車両約80両で反転攻勢する場面を報道公開。敵側が森林に潜んで戦車などを狙い撃つ中、同連隊も地雷に見立てた障害物を撤去したり、草木で偽装した戦車で慎重に行動範囲を広げたりと、対峙した部隊が戦略的な戦闘でそれぞれの任務を果たした。

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