8月に函館市千代台公園陸上競技場で行われた第11回東日本都道県小学生陸上競技交流大会・北海道函館大会兼第12回青函交流陸上競技大会で、白老GRCに所属する高橋大和(白老小6年)が小学6年男子走り幅跳びで優勝するなど東胆振の4選手が好成績を残した。
8月7日に開かれた大会には北海道をはじめ、青森や岩手などから実力者が集まり、日頃の練習の成果を競った。
高橋は17人が出場した小学6年男子走り幅跳びで4メートル59の跳躍を見せて優勝。「飛ぶタイミングもしっかり合って自分の全力を出せた。優勝できてうれしい」と笑みをこぼした。
自信に満ちあふれていた―。大会の前日に室蘭市で行われた大会で4メートル61の自己新をマーク。7月まで4メートル26だった自己記録を大幅に更新した。「練習から足を合わせて飛ぶタイミングをつかめてきた」と仕上がり万全で挑み、自己新に近い跳躍を披露した。「調子の良い悪いがないように常にこれくらい跳べるようにしたい」と話した。
走ることが好き―と小学1年から陸上を始め、100メートルに力を注いできた。小学5年で幅跳びに興味を持ち「テレビで見たりして研究しながら、自分で跳び方を変えたりしている。今後は5メートルを超えるように上に高く跳ぶことを意識して練習していきたい」と意気込みを語った。
同クラブの志賀正人顧問は「これからも記録にチャレンジして良い結果を出してほしい」と期待を寄せた。
苫小牧清水陸上クラブに所属する加藤美羽(美園小6年)は、小学6年女子800メートルで2位(2分32秒55)。「準優勝できてうれしい。自己ベストを更新できてびっくりした」と喜んだ。
序盤は自分のペースを守って後方につけ、残り200メートルから徐々にペースを上げた。1位選手とは0秒14差の接戦だった。今後は「2分30秒を目標に、1位になれるように取り組んでいきたい」と闘志を燃やしている。
同クラブの向山兄弟も大健闘。兄の遥登(啓明中2年)は同時開催の第12回青函交流陸上競技大会U16男子1000メートルで2位(2分57秒48)。弟の広琉(泉野小6年)は小学6年男子1500メートルで7位(5分25秒46)入賞と奮闘した。
1500、3000メートルを主戦場にする遥登は初の1000メートルに「いつもとペースが違うから難しかった。もっとスピードと体力を強化して今後に臨みたい」。広琉は「400メートルをすぎてからおなかが痛くなったが、力は出し切った。悔しい思いを力に代えてこれからも頑張りたい」と話した。




















