5カ月ぶりに悪化 8月の 道内景況 農林水産など5業界 帝国データ札支店

5カ月ぶりに悪化 8月の 道内景況 農林水産など5業界 帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店は、8月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした割合を引いた数値)は前月比0・8ポイント減の40・2となり、5カ月ぶりに悪化した。業界別では9業界中、農・林・水産など5業界で悪化した。

 全国平均(41・4)との景気DIの比較では、22カ月連続で下回った。その差は1・2ポイントで、前月から0・9ポイント拡大した。

 企業の規模別の景気DIは、大企業が前月比2・1ポイント減の39・0となり、2カ月連続で悪化。中小企業は0・5ポイント減の40・5となり、5カ月ぶりに悪化。中小企業のうち小規模企業も0・2ポイント減の40・9となり、5カ月ぶりに悪化した。大企業と中小企業の格差は1・5ポイントとなり、中小企業が2020年5月以来、2年3カ月ぶりに上回った。

 業界別の景気DIは、農・林・水産、金融、不動産、製造、卸売の5業界で悪化し、建設、小売、運輸・倉庫の3業界は改善。サービスは横ばいだった。

 特に農・林・水産は前月比9・8ポイント減の31・2となり、9業界では最も低い数値に。小売は36・8と40を切る低水準ながらも、6カ月連続で改善した。

 先行き見通しでは、「3カ月後」が42・3(前月調査42・6)、「6カ月後」が41・0(同41・5)、「1年後」が43・4(同43・5)。3指標とも前月調査より悪化予想だ。

 同支店では「幅広い業界で物価高を懸念材料に挙げている」と強調。新型コロナウイルス感染拡大への警戒感や人手不足、部品調達難を訴える声も強く、「不安材料が山積する中、北海道の景況感は持ち直しの動きが弱まる恐れがある」と指摘している。

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