苫小牧市の宮前町内会(佐々木未奈美会長)が月1回、町内会館で開いている「駄菓子屋」が住民に好評だ。小学生らに、失われつつある駄菓子屋文化に触れてもらおう―という試み。児童らが初めての買い物を体験する機会になったり、親同士の交流に発展したりと波及効果も生まれている。
新型コロナウイルス流行下での子ども向け行事充実の一環で、6月にスタート。放課後にできる企画として、平日開催にこだわる。
初回から盛況で、3回目の8月26日は午後3時のオープンと同時に、子どもたちが続々と来場。テーブルに1個10~30円のガムやゼリー、グミ、スナック菓子などをそろえ、子どもたちは財布とにらめっこしながら好みのお菓子を籠に入れていた。約80人が来場。就学前の子どもも親と一緒にお菓子選びを楽しみ、1人で会計にチャレンジしたり、買い物に来た中学生が、困っている児童のサポートに回る場面もあった。
苫小牧錦岡小3年生の佐野育樹君(8)は「150円でたくさん買えた。ずっと続けてほしい」と笑顔を見せた。7歳と3歳の息子らと訪れた宮前町の渡辺理絵さん(35)は「息子たちは毎回、楽しみにしている。わが子の友達も知れて、親同士の交流の場にもなっている」と明かす。
同町内会青少年部の三好智香子さん(37)は「一度来た児童が友達を誘って再び足を運んでくれ、たくさんの子どもたちと顔見知りになれた」と喜ぶ。次回は30日を予定。冬季は日没が早くなるため、年内の開催は10月までという。
















