茨城県利根町で1967年に起きた強盗殺人事件の「布川事件」で冤罪(えんざい)に巻き込まれた桜井昌司さん(75)を追ったドキュメンタリー映画「オレの記念日」が19日午後1時半から、苫小牧市本町の市文化交流センターで上映される。当日は桜井さんも会場を訪れ、獄中で自ら作った歌を披露する。
同事件では当時20歳だった桜井さんらが逮捕され、強盗殺人罪で無期懲役に。96年の仮釈放時には49歳になっていた。
その後も無罪の主張を崩さず、2011年に再審無罪。国家賠償請求訴訟も起こし、昨年、警察や検察の違法捜査を認めた二審・東京高裁判決が確定した。
映画は桜井さんが無罪判決を受ける前年に撮影を始め、今年春までの様子を記録。冤罪との闘いに加え、19年に末期の直腸がんも発覚するなど苦難は続くがカメラは常に前向きな桜井さんの生き方に迫っていく。
道内巡回上映は、桜井さんの支援活動を続けてきた国民救援会北海道本部などによる映画「オレの記念日」上映会の主催。9日の旭川市を皮切りに岩見沢市、室蘭市、函館市、札幌市を回り、苫小牧市が上映最終日となる。
苫小牧会場を運営する国民救援会苫小牧支部の日下兼夫支部長は「桜井さんの前向きな姿勢から、何か感じてもらえるのではないか。当日は獄中で作った歌も本人が披露してくれる。冤罪の問題を考えるきっかけにもなれば」と来場を呼び掛ける。
入場料は1200円(前売り券1000円)、中学生以下500円。問い合わせは小野寺さん 携帯電話090(7644)7002。
















