胆振総合振興局がまとめた2021年度の管内観光入り込み客数は947万9500人で、前年度に比べ16万8200人増えた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で10年度以降最少となった20年度から、わずかに回復した。
道内・道外比では約8割が道内観光客で、前年度比16万700人増の744万8000人。道外客は同7500人増の203万1500人と共に伸びた。このうち日帰り客は820万1700人で9割近くを占める。宿泊客は127万7800人だった。
21年度は道や自治体独自の旅行割引制度が宿泊需要を下支えしたものの、コロナ禍で多くの行動制限措置が出されたため、入り込み全体は大きく回復せず、「遠方への旅行を控える傾向が続いた」と同振興局はみている。
胆振管内4市7町で入り込み客数が最も多かったのは、20年に民族共生象徴空間(ウポポイ)が開業した白老町で168万4100人。新規ホテル開業やアウトドアブームによるキャンプ場人気の高まりなどもあって宿泊客数は伸びたが、日帰り客は落ち込み、全体的に前年度比5・1%ダウンした。
次いで苫小牧市の148万2200人で前年度より4・3%増えた。国内有数の温泉街を抱える登別市は、3番目に多い120万300人で12・7%増。伊達市118万2800人(5・3%増)、洞爺湖町109万1200人(5・5%減)と続いた。
胆振東部では、安平町が9・8%増の83万2600人、厚真町は3・8%減の10万3300人、むかわ町も9・5%減の8万9200人となった。
訪日外国人宿泊者数(延べ数)は20年度比909人泊増の2800人泊で約1・5倍となったが、コロナ禍に伴う出入国制限や新千歳空港国際線休止の影響で、コロナ禍前の19年度比では99・7%減の厳しい状況が続いた。国・地域別の割合は中国が最も多く、全体の27・8%。次いでフィリピン17・6%、フランス9・5%など。
一方、胆振管内の過去10年間の観光入り込み客数を見ると、16年度に1709万6400人に達し、17~19年度は1600万人前後で推移したが、感染流行のあおりを受けて20、21年度はピーク時の半分程度と極端に減った。
















