男子テニスで、四大大会シングルス通算20度の優勝を誇るロジャー・フェデラー(41)=スイス=が15日、現役を引退する意向を示した。自身のSNSに「来週のレーバー・カップ(23~25日、ロンドン)が最後の大会になる。今後もテニスは続けるが、四大大会やツアーではやらない」と記した。
ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マリー(英国)と共に「ビッグ4」と呼ばれ、一時代を築いたスター選手。だが、近年は膝や腰の手術などで苦しみ、昨年のウィンブルドン選手権を最後に実戦から離れた。「万全に戻るため懸命にやってきたが、自分の体の能力と限界も分かっている。競技生活を終える時を認識する必要がある」とつづった。
芝コートでのプレーを得意とし、2003年ウィンブルドンで四大大会初制覇。翌年2月に初めて世界ランキング1位に就くと、四大大会で歴代3位の優勝回数をマークするなど、大舞台でタイトルを積み重ねた。五輪では08年北京大会の男子ダブルスで金メダル、12年ロンドン五輪の同シングルスで銀メダルを獲得した。

















