高校生の採用活動解禁 苫職安管内は求人数増

高校生の採用活動解禁
苫職安管内は求人数増
面接の練習をする生徒=苫小牧工業高校

 来春卒業予定の高校生を対象にした採用活動が16日、全国で一斉に解禁された。苫小牧公共職業安定所によると、管内(東胆振1市4町と日高町、平取町)の新規高卒者の求人倍率は7月末現在1・73倍で、前年同月比0・27ポイントの増。苫小牧市内の高校からは「求人数が増えている」と歓迎する一方、新型コロナウイルスの感染者数が高止まりしている現状に「就職試験本番まで気が抜けない」と懸念する声も上がっている。

 同職安によると、管内19高校の来年3月の卒業予定者1674人のうち、就職を希望しているのは473人。高卒予定者を対象とした求人数は前年同月比で87人増の816人。同職安担当者は「コロナ禍で落ち込んでいた求人数が戻ってきている。製造業も飲食業も回復傾向」と話す。

 苫小牧工業高校(諸橋宏明校長)は3年生230人中160人が民間企業への就職を志望。藤田寛人進路相談部長は就職戦線の現状について「求人倍率が高く、生徒たちの市内や道内志向が強まっている」とし、「コロナ感染者が多くリスクが高い状態なので、当日まで不安だろう」と生徒たちの健康を気遣う。

 建築科の南沢昂太さん(18)は地元の建設会社を希望。「面接本番では緊張せず、すらすら話せるようにしたい」と意気込む。電子機械科の菅原健生さん(17)は道外企業を受ける。オンラインで会社説明会を聞いたといい、「やりがいがありそう」と目を輝かせた。

 苫小牧総合経済高校(古市俊章校長)は7割弱が民間企業に出願。「コロナ前よりも求人数が多く、追い風」と分析するのは就職担当の小笠原聡教諭。流通経済科の長江優奈さん(18)は「学校では黙食、家では手洗いうがいをして感染しないよう気を付けている。面接では臨機応変に受け答えできれば」と本番に備える。

 苫小牧高等商業学校(猪瀨徹校長)は昨年に続き、約6割が就職を志願。「今年も地元志向が強い」という。

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