苫小牧市社会福祉協議会は、生きづらさや不登校などに悩む若い世代と家族に寄り添う試みとして、市民活動センター(若草町)1階に新しいメッセージボードを設置した。当事者の思いや支援活動を発信する手段で、市社協のコミュニティーソーシャルワーカー(CSW)が中心となって製作。若者の孤立化を防ぐきっかけにしたい考えだ。
ボードは縦90センチ、横2・7メートルほど。まずは「苫小牧から伝えたい 2022夏!」と題し、8月に市内で開かれた当事者家族の座談会で上がった声を紹介している。
「情報がほしい」「助けてほしい」などの切実な訴えから「分かってくれる人がいた」といった安堵(あんど)の声までさまざま。それぞれの率直な思いが、手書きでクラフト紙につづられている。似顔絵などのイラストも座談会参加者が手掛けた。
このほか、不登校の子どもや家族に交流の場を提供する「SAB不登校苫小牧」やCSWの活動にも触れている。
市社協地域福祉課のCSWの尾野瀬里奈主事は「苫小牧にも悩みを抱える人がいることがより伝わるよう、手書きにこだわった」と強調。デザインについては、市社協で実習中の大学生にもアイデアを出してもらったという。
市社協は不登校などの当事者や家族の居場所づくりへ、毎月第2水曜日の午後2時~8時、市内大町1の「SIGERSUGER CAFE」に「コミュニティカフェ~igocoti(いごこち)」を開設。CSWが常駐し、若者や中高生をサポートする。家族向けの座談会も、偶数月第3木曜日の午後6時半~8時半に同センターで継続する。
問い合わせは市社協地域福祉課 電話0144(32)7111。
















