敬老の日 にぎやかに長寿祝う

会場を笑いに包んだ桂米福さん=18日、ときわ町総合福祉会館

 18、19の両日、苫小牧市内で町内会の敬老会開催が相次いだ。新型コロナウイルス禍が続く中、それぞれ趣向を凝らし長寿を祝った。きょう19日は敬老の日。

笑う門には福来たる
ときわ町内会 
落語家の桂米福さん特別公演

落語家桂米福(よねふく)さんの敬老会特別公演が18、19の両日、ときわ町総合福祉会館で開かれ、町内に住む75歳以上の約200人がプロの話芸を楽しんだ。

 ときわ町内会(小山征三会長)が、敬老の日に合わせて企画。2日間で3公演を実施した。

 着物姿で高座に登場した米福さんは「親子酒」「ちりとてちん」などの古典落語を披露。身ぶり手ぶりで表情豊かに情景描写し、会場は和やかな笑いに包まれた。親子酒でさかなの塩辛を堪能する場面では、客席から「本当に食べているみたい」「名人芸だね」などと感嘆の声が上がった。

 前座を務めた恵庭市出身の弟子桂壱福さんの話芸やマジックジェミーさんの手品ショーも会場を盛り上げた。

 同町2の石川恵美子さん(79)は「生の落語は初めてで楽しかった。町内会にいろいろな行事を考えてもらえありがたい」と笑顔。小山会長は「3年ぶりの敬老会となったが、楽しく長寿を祝うことができてよかった」と話した。

 米福さんは富山県出身で、2004年5月に真打ちに昇進。東京都内を中心に活動しながら、全国で出前落語会を開いている。落語芸術協会理事で、現役最高齢の桂米丸(97)の最後の弟子として知られる。今回の公演はコロナ前、市内の居酒屋で開かれていた同県の酒を楽しむ会で落語を披露していた縁で実現した。

 来賓の岩倉博文市長によると18日現在、100歳を迎えた市民は106人(男性11人、女性95人)。このうち112歳の女性は道内の最高齢という。

仲間との再会喜ぶ
明野柳町内会 3年ぶり長寿の集い

明野柳町内会(鈴木俊文会長)は19日、同町総合福祉会館で3年ぶりに「長寿のつどい」を開催した。75歳以上の約80人が出席。再会を祝う高齢者らのはつらつとした笑顔が広がっていた。

 式典で鈴木会長は「直接お会いでき、うれしく思う」とあいさつ。余興では福祉施設などを訪れ、歌と漫談のボランティア活動を続ける市内在住の新岡賢治さん(77)がムード歌謡などを披露し、出席者を喜ばせた。

 出席した折戸秀子さん(78)は「2年間、長寿のつどいがなくて寂しかった」と再開を喜び、伊藤善勝さん(85)は「自分よりも先輩に会えて、元気をもらえる」と笑顔を見せた。

 新型コロナウイルス対策で恒例の会食は見合わせ、土産に赤飯や紅白まんじゅうなどを添えた「お祝い膳」を用意した。

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