苫小牧総合経済高校国際経済科2年の荒川桃百(もも)さん(17)が、道主催の野鳥絵画展の高校の部で金賞を受賞した。黒色の背景にシマフクロウが羽を大きく広げた躍動感のある絵で、荒川さんは「高校入学以降、絵は趣味でしか描いていなかったので、賞をもらえて認められたことがうれしい」と笑顔で話した。
同絵画展は小中高校生を対象に、国内に生息する野鳥を題材としたオリジナルの絵画を募集。今年は329点の応募があった。担任教諭から募集を聞いた荒川さんは「大自然に生きる」をテーマに絶滅危惧種に指定されているシマフクロウを描いた。小学6年の時に知床羅臼ビジターセンター(根室管内羅臼町)でシマフクロウを知り、今回取り上げた。
色鮮やかな野鳥を―と考えていたが、なかなか題材やデザインが決まらず、「応募期限の前々日の夜から早朝にかけ、一夜漬けで完成させた」と話す。「シマフクロウにあまり色味がない分、迫力や動きが出るようにした」と説明。羽の模様と足元の水しぶきの描写が大変だったという。
幼少期から絵を描くことが好きだった荒川さんは、中学生の時は美術部に所属。風景画やデッサンを得意とし、過去には道税ポスターで知事賞優秀賞を取ったこともある。7月中旬に結果を聞き、8月下旬に表彰状をもらった。同月は市内植苗のウトナイ湖野生鳥獣保護センターに入賞作品54点が飾られた。
荒川さんは同センターで他の受賞者の作品も鑑賞し、「同じ水彩画でも柔らかいタッチの作品があったり、オリジナル性に富んだ絵があったりして勉強になった」という。今後、「他にも作品募集があれば挑戦してみたい」と意気込みを語った。
苫小牧市内では大成小学校6年の古谷萌結さんが「魚をとるカワセミ」を描き、小学校の部で銀賞を受賞している。



















