苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)のスケトウダラ刺し網漁は1日、苫小牧港・西港漁港区で初水揚げされた。漁船2隻で約2・4トンを漁獲し、1キロ当たりの平均卸売価格は66円。不漁だった前年初日とほぼ同様の水準だが、前年度は11月から好漁に転じただけに、関係者は「これからが楽しみ」と期待する。
苫小牧沿岸のスケトウダラ漁は10月~翌年3月が漁期。1日未明に網を入れ、同日夜に水揚げし、2日朝に市公設地方卸売市場で初取引された。前年初日と比べて、漁獲量は約0・1トン減、平均卸売価格は1円高だった。
このうち英宝丸(中出弘幸船長)は1日、苫小牧沖合約25キロの海域で漁を展開。水深400メートル前後に刺し網を仕掛け、午後9時すぎに帰港して水揚げ。家族ら約10人が総出で魚を網から外し、1時間30分ほどで水揚げ作業を終えた。
中出船長(56)は「思ったよりも、取れなかった。(海中に)魚が浮いていると思う」と話しつつ「魚群反応は高かった。魚が海底に移ってくる、これからが楽しみ」と強調。漁は12月ごろに最盛期を迎える予定で、「価格も上がってくれたら」と期待していた。
苫小牧のスケトウダラは冬漁の主力で、低価格の身は鍋料理などに、卵を加工したたらこは特産品として重宝される。近年は不漁傾向が続いていたが、前年度は約2400トンを水揚げし、5年ぶりに漁獲量が2000トン台に回復した。
















