最後の札幌ドーム観戦ツアー 北海道日本ハムファイターズ苫小牧会

最後の札幌ドーム観戦ツアー
北海道日本ハムファイターズ苫小牧会
9月19日に札幌ドーム最後の観戦バスツアーに参加した苫小牧会=提供

 プロ野球北海道日本ハムオフィシャル後援会の北海道日本ハムファイターズ苫小牧会(藤田博章会長)が、今季の札幌ドーム応援バスツアー全日程を終えた。同球団は来年から北広島市の「エスコンフィールドHOKKAIDO」に本拠地を移転する。2010年からバスツアーを開始し、選手たちを後押ししてきた苫小牧会。会員は数々のドラマを生んだ札幌ドームに感謝するとともに、新球場への期待に胸を膨らませている。

 苫小牧会は今季、新型コロナウイルスの影響で中止していたバスツアーを3年ぶりに再開させた。感染症予防策を徹底しながら計6回実施。最終回は9月19日の千葉ロッテ戦だった。

 先発は来季の開幕投手に使命された左腕加藤貴之(30)。6安打完封の目覚ましい投球を披露すると、打ってはパ・リーグ首位打者に輝いた松本剛(29)が2安打1打点の活躍を見せ、試合後のヒーローインタビューも行った。

 松本は19年12月に苫小牧市内で行われた選手交流会で来苫し、会員と親交を深めていた。鹿野定幸代表幹事は「あの縁からみんな松本選手を応援していたので、最高の締めくくりになった」と喜ぶ。

 今季は歴史的な瞬間にも立ち会った。8月27日の対ソフトバンク戦ではコディ・ポンセ(28)がノーヒットノーランを達成。ダルビッシュ有(36)=現米大リーグ・パドレス=の快投や、稲葉篤紀GM(50)選手時代の代名詞「稲葉ジャンプ」体感など、通算11季にわたるドーム観戦の歴史の中でも「ノーノーは一番の衝撃。今まで味わったことのない雰囲気だった」(鹿野代表幹事)。

 来季からは待ちに待った新球場での観戦バスツアーが始まる。鹿野代表幹事は「会員みんなが楽しみにしている。コロナがより収まっていることを願いながら、少しでも多くバスツアーを計画したい」とした。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る