赤れんが庁舎隣接火災に再発防止策検討 早期復旧・公開目指す 認証店応援クーポンの参加率は37% 道議会予特・総括質疑

赤れんが庁舎隣接火災に再発防止策検討 早期復旧・公開目指す
認証店応援クーポンの参加率は37% 道議会予特・総括質疑
赤れんが庁舎に隣接する仮設見学施設で発生した火災について説明する鈴木直道知事=5日午後、道議会庁舎

 道議会予算特別委員会(笠井龍司委員長)は5日、鈴木直道知事が出席して各会派一巡による総括質疑を行った。知事は大規模改修工事中の道庁赤れんが庁舎に隣接する仮設見学施設で3日未明に発生した火災について「原因となり得る設備などを検証し、再発防止策や安全対策を検討。その上で、損傷の程度などを踏まえた復旧の方法や工程について受注者と協議する必要があり、復旧までには一定の時間を要する見込み」との認識を示した。三好雅氏(自民党・道民会議)の質問に答えた。

 大規模改修の工期は2025年2月までの長期にわたる。仮設見学施設は今月にオープン予定だった。知事は「仮設見学施設は赤れんが庁舎の改修工事内容や歴史を紹介する貴重な施設」と説明し、「可能な限り早期に復旧し、公開できるよう取り組む」と強調。一部報道があった電気系統からの出火の可能性については「本日改めて警察、消防に確認したところ、出火原因については不詳とされた」と否定した。

 また、三好氏は4日朝に北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本上空を通過したことに伴う、道内自治体の混乱についてただした。

 知事は「消防庁から1時間以内の提出を求められていた被害状況の報告が、全市町村への確認に時間を要し、遅延した」と説明。さらに道内4市町で「Jアラート(全国瞬時警報システム)から受け取った情報を防災行政無線で住民に発信できなかった課題が生じた」と述べた。今後については「今回生じた事象と課題を市町村と共有し、Jアラート作動時の適切な対応について改めて周知徹底を図る」としたほか、「対応マニュアルの見直しや必要な訓練を積み重ね、道民の安全・安心を確保できるよう取り組む」との姿勢を示した。

 池端英昭氏(民主・道民連合)は、第三者認証店で利用できるプレミアム付き食事券「ほっかいどう認証店応援クーポン」の参加店が低率にとどまっている問題を指摘。「9月末現在、参加事業者は7003件。第三者認証店の37%で、全道的な取り組みになっていない」と切り込んだ。

 知事は「認証店に対しては個別訪問や電子メールなどで繰り返し事業への参加を促してきた」とし、「国の『Go To イート』の参加店舗数の水準に迫る7000店を超える飲食店が参加している」と説明。今後とも「できるだけ多くの飲食店に事業に参加いただけるよう周知に努める」と理解を求めた。

 この他、赤根広介(北海道結志会)、荒当聖吾(公明党)、真下紀子(共産党)の3氏も総括質疑を行った。

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