極真会館苫小牧道場―空手・国際親善大会で道場生活躍

極真会館苫小牧道場―空手・国際親善大会で道場生活躍
獲得したトロフィーを手に笑顔の入賞者たち

 極真会館苫小牧道場所属生が、9月23日に北ガスアリーナ札幌46で開かれた第17回国際親善全ヨーロピアン大会選抜マス大山メモリアルジャパンカップの組手各部門で活躍した。幼年年長で準優勝した佐藤力也(6)は3度目の大会挑戦で念願の初入賞。「キックを頑張った。2位になれてうれしい」と笑顔を見せた。

 大会は北海道極真武道会主催、道などが後援した。組手、形、年齢、技量別の男女18部門に127人がエントリー。形にはギリシャやイスラエルなど世界各国の精鋭がリモートで参加するグローバルな一戦となった。

 苫小牧道場生が特に活躍を見せたのは一般無差別トーナメント。まずは貝澤優冶(駒大苫小牧高2年)が準優勝。準決勝では西原諒(苫小牧工業高1年)との同門対決も制した。「今まで見たことのないキレのある動きをしていた。強くなっている」と後輩たちの成長に目を細めながら、先輩の意地を見せた。

 ただ、決勝では櫻井太智(極真本部)に延長の末判定負け。試合序盤に得意の回転後ろ回し蹴りを繰り出すも当て切ることができなかった。「あと数センチだった。一つ一つの技の精度を高めたい」と言う。

 貝澤に敗れ3位となった西原は「まだレベルが違う。もっと柔軟さを身に付けてスピードも上げたい」と前を向く。

 同じく3位に入った伊藤翼(苫小牧工業高1年)は準決勝で櫻井に判定負け。接近戦が得意同士の一戦でパワー負けした一方、「圧のかけ方など勉強になった」と向上のヒントをつかんだ。

 大健闘したのは中学1年男子トーナメントの土屋武琉(和光中)。増田遥斗(極真埼玉)との1回戦では、足の長さを生かした蹴り主体で一歩も引かない戦いを披露した。

 再延長までもつれる接戦を見事勝利。試合後に軸足を痛めていたことが分かり準決勝は棄権したが、2度目の大会参加で初入賞し「うれしかった。諦めずに試合をする大切さを学んだ」と胸を張った。

 苫小牧道場を指導する冨髙泰至北海道支部長は「こつこつと努力してきた選手が多く入賞できたことが何よりもうれしい」と健闘をたたえた。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る