熱演と太鼓演奏で魅了 劇団「C.A.W」白老初公演

熱演と太鼓演奏で魅了 劇団「C.A.W」白老初公演
白老町の「蔵」で熱演する団員

 苫小牧市を拠点にした劇団「演劇及び文化創造集団C.A.W(カウ)」(鈴木英之代表)は10日、白老町の文化施設しらおい創造空間「蔵」で、「令和版 光は東方より」を上演し、約60人の来場者を楽しませた。

 同劇団の白老公演は初めて。上演した作品は、世界地図が無い時代にヨーロッパから日本を目指した3人の旅人の物語と、現代の編集者らが「なぜ旅人は日本を目指したのか」を航海日記を基に探る場面が同時に進行する内容。

 来場者は団員の熱演と、札幌市の新芸能集団「乱拍子」のメンバー村場踊(おどり)さんによる太鼓演奏に惜しみない拍手を送った。親子で鑑賞した苫小牧市の高校生黒岩結華さん(17)は「石造りの建物が舞台のセットにマッチしていた。太鼓などの生演奏も迫力があり、心に響いた」と話していた。

 同劇団は12月17、18両日、苫小牧市民文化芸術振興助成事業の一環で、市錦岡の苫小牧演劇堂を会場に第19回公演「KAMI(仮題)」を上演する予定だ。

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