内閣府の女性に対する暴力をなくす運動(11月12~25日)を前に、苫小牧市が家庭内暴力(DV)根絶を訴える動画を製作中だ。幼稚園児や市民団体メンバーが、世界的な暴力根絶キャンペーンのテーマダンス「Break The Chain」(BTCダンス)を踊る姿を収録しており、近く動画投稿サイトユーチューブで公開予定。市協働・男女平等参画室は「暴力のない世界の実現について、市民が考えるきっかけになれば」と話す。
市による独自の啓発動画製作は2年連続。昨年度も同室職員らがBTCダンスを踊る動画を作って昨年11月、ユーチューブで公開した。
再生数は1300回程度で、さらに幅広い年代の市民に関心を持ってもらおう-と、今年度は青空幼稚園(柏木町)と市民団体の平等社会を推進するネットワーク苫小牧に協力を依頼した。
青空幼稚園は課外活動の中で日頃から、ヒップホップに打ち込んでいる年長園児がBTCダンスに挑戦。ダンスが得意な職員が子ども向けに振り付けをアレンジし、約1カ月間、練習を重ねてきた。
今月6日には園庭で撮影を実施。22人の園児が満面の笑みで踊る姿に、同室職員は「かわいい!」と歓声を上げながらカメラを構えた。冨樫聖子園長は「園内でも遊びやスポーツに男女の区別がなくなり、男女平等の意識が広がっている。園としてもこのような機会に関われて何より」と喜ぶ。
出演者の平均年齢が70・9歳の平等社会を推進するネットワーク苫小牧は、手足を使って踊るグループと、いすに座って上半身だけで踊るグループとに分かれてダンスを構成。オレンジやピンクなどの色鮮やかな衣装で暴力から解放された明るい社会を表現した。14日に市民活動センターで撮影を行い、市社会福祉協議会の渡辺敏明会長らもゲスト出演した。
中村こずえ会長は、手足を素早く動かす振り付けの習得に苦戦しつつも「とにかくみんなで楽しく精いっぱい踊った。見てくれる人に何かが伝われば」と話す。
市は11月の動画公開を目指す。



















