苫小牧中央高校(山口祐正校長)は14日、全校生徒167人を対象にした芸術鑑賞で、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)を訪れた。初訪問の生徒も多く、アイヌ民族の歴史文化を学ぼうと熱心に見学していた。
芸術鑑賞は3年に1度の行事で、これまでミュージカルや落語を鑑賞してきたが、アイヌ文化に触れる機会を―と企画した。
体験交流ホールで、アイヌ古式舞踊や叙事詩のユカラといった伝統芸能を見た後、国立アイヌ民族博物館に移動。同館の教育普及室担当者から15世紀以降のアイヌと和人のもめ事や戦いの歴史について説明を受け、特別展示、常設展示を見て回った。
展示フロアには友人と土器や宝刀、衣服を指差しながら和気あいあいと眺めたり、メモを取りながら1人でじっくりと鑑賞したりする生徒たちの姿が広がっていた。
「初めて来たので、何もかもが新鮮だった」と3年の高橋昇汰さん(17)。2年の湯沼梨那さん(16)は「ある程度アイヌの歴史は知っていたが、踊りや歌の内容までは知らなかった。ムックリの音の出し方など、実際に見ないと分からないことがたくさんあった」と話していた。
















