災害時に切り分けて使用 防災用風呂敷 エクスプローラー北海道が考案 包帯や安否確認布、避難情報掲示物に 苫小牧

災害時に切り分けて使用 防災用風呂敷
エクスプローラー北海道が考案 包帯や安否確認布、避難情報掲示物に 苫小牧
防災用風呂敷を手にする佐藤代表理事

 苫小牧市のNPO法人エクスプローラー北海道(佐藤一美代表理事)は、災害時に切り分けて使える便利な防災用風呂敷を開発した。「実用新案権」を取得済みの防災用品で、佐藤代表理事が副会長を務める市内の拓勇東町内会が先月、敬老祝いを兼ねて75歳以上の住民約270人に配った。

 70センチ四方の風呂敷には災害時に役立つ情報が記されており、はさみなどで三つのパーツに切り分けて使えるのが特徴。一つ目はバンダナサイズに切ると、包帯や止血バンドなどになる。二つ目のパーツは、自宅の玄関ドアや郵便受けに掛けて家の無事を伝える「安否確認布」、三つ目は地域の避難所を伝える掲示物として使える。佐藤代表理事のアイデアで業者とデザインなどを調整しながら9月中旬までに、完成させた。

 「普段から風呂敷として使うのも良し、防災用品として持ち出し袋に入れておくのも良し」と佐藤代表理事。

 来年1月で75歳になる村山保寿さんも敬老の日にちなんで受け取り、「防災に役立つ情報が書いてあるので、孫や娘にも見せて、話し合う機会になった。目に付くよう、下駄箱の上に置いている」と喜んでいた。

 青少年の健全育成を目的に2005年に設立された同法人は、犯罪発生リスクが高い場所を分析し、明示した地域安全マップを使った防犯活動を推進している。近年、急増する自然災害を踏まえ、防災活動に力を入れており、町内会や自治体との連携強化を模索している。

 防災士の資格を持つ佐藤代表理事は「どんな防災活動に取り組めばよいか悩んでいる町内会や自治体に、風呂敷の活用を提案したい。誰もが使いやすい防災グッズを子どもたちと一緒に作る活動をNPOで事業化するなど、今後も時代に合った防災を考えていきたい」としている。

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