野鳥識別アプリを体験 苫小牧 日本野鳥の会が米コーネル大と開発 データ蓄積へ利用呼び掛け

野鳥識別アプリの使い方を教わる参加者

 日本野鳥の会(東京)は15日、アメリカのコーネル大学と共同開発した日本語版の野鳥識別無料アプリ「マーリン」の体験会を苫小牧市植苗のウトナイ湖野生鳥獣保護センターで開いた。タブレットでマガンの画像を読み取ると、瞬時に名前と写真、解説文が表示され、参加者から驚きの声が上がった。

 コーネル大学鳥類学研究室が手掛けた世界最大の野鳥観察情報データベース「eBird」の日本語版と連動させ、昨年11月に公開されたアプリ。バードウオッチングなどで出合った野鳥の目撃場所や色、大きさなどの特徴を入力すると、AI(人工知能)がデータベースから最も近い鳥を絞り込み、写真と解説文を表示する。鳥を撮影した画像や鳴き声から識別する機能もある。

 15日は同センター主催の渡り鳥の観察イベントに合わせ、参加者にタブレットを貸し出し、アプリを体験してもらった。母親、妹と一緒に参加した恵庭中1年生の丹宗真輝人さん(13)は「アプリの操作はとても簡単。すぐに鳥の名前や特徴が分かるのがすごいと思った」と感心していた。

 マーリンは送信データが蓄積されるたびにAIの識別精度が高まる仕組み。日本野鳥の会自然保護室の岡本裕子さんは「集まった情報は科学研究や環境保全活動にも役立てられる。バードウオッチングを通じ、みんなでこのアプリを育ててほしい」と呼び掛けている。

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