苫小牧市消防団女性分団(太田みちる分団長)は今年度、コロナ禍で見送っていた子どもへの防火教育を再開。秋の火災予防運動(15~31日)に合わせ、市内宮前町の錦岡保育園を19日、訪問した。子どもたちにも分かるよう紙芝居や踊りを取り入れ、火災から身を守るポイントを伝えた。
3~6歳の園児45人がホールに集まり、団員8人は手分けして大型の紙芝居を披露し、リスやウサギの人形を操った。火災から逃げる際には「押さない、駆けない、しゃべらない、戻らない」の頭文字「お、か、し、も」を覚えるよう呼び掛けると、園児たちは「はい」と元気な声で約束した。
さらに、鼻と口を手で押さえて煙に見立てたシーツをくぐり抜けたり、踊りながら逃げるポイントをおさらいしたりと、内容は盛りだくさん。年長組の小山田愛音ちゃん(6)は「歌やダンスが面白く、リスの人形もかわいかった。きちんと約束を守りたい」と笑顔を見せた。
同分団は2007年に発足し、主婦や幼稚園、福祉施設などで働く30人の団員から成る。子どもの防火教育に力を入れるが、20年から約2年間は活動を縮小。対外的には火災予防運動中のグッズ配布などにとどめたが、その分、新たな紙芝居の製作や練習に励んできた。
太田分団長(45)は「子どもたちがしっかり反応してくれるのが、とてもうれしい。2年間行きたくても行けず、寂しかった」と明かす。紙芝居は従来の防火に加え、防災の新作が完成し、教える幅が広がった。「紙芝居もPRし、たくさんの園から依頼を受けている。コロナに気を付けながら応えていきたい」と力を込めた。
















