22年度業況 「好転」が「悪化」逆転  道中小企業支援センター調べ 

22年度業況 「好転」が「悪化」逆転 
道中小企業支援センター調べ 

 北海道中小企業総合支援センターは、2022年度道内中小企業の業況調査結果を発表した。今期の業況見通しは34・2%が「好転」と回答し、「悪化」(31・8%)を上回った。経営上の問題点(複数回答)では、「製造・仕入れ原価の上昇」が77・9%で最多となった。業況見通しは前年度は「悪化」(37・3%)が「好転」(33・1%)を上回っていたが、今年度は逆転した格好だ。

 「好転」と回答した企業の業種別では「運輸・倉庫業」(50%)がトップ。これに「情報通信・サービス業」(44・5%)、「製造業」(34・9%)が続いた。

 今期の売り上げ見通しでは、39・3%が「増加」と回答。「減少」(30・8%)を上回った。「増加」企業の業種別では、「情報通信・サービス業」(54%)が最多となった。

 経営上の問題点では、「製造・仕入れ原価の上昇」が最も多く、「受注・販売量の減少」(46・1%)、「取引先・販路等の確保」(23・1%)が続いた。

 経営上の問題解決のための最優先課題としては、「営業力の強化」が11・6%で最多。以下、「従業員の新規採用」(10・5%)、「従業員教育の実施・強化」(9・6%)の順。

 企業からは「現状では仕入れ高騰分を販売価格に転嫁できているが、資材や包材などあらゆる材料の値段も上がっており、利益確保に苦心している」(卸・小売業)、「海外からの部品の納期も当初予定より延期され、いつ部品が手に入るか分からないため、見つけ次第購入せざるを得ない状況にあり、在庫を抱えてしまっている」(製造業)、「部品の納期が不確定な状況が続いており、多めに仕入れても在庫過剰となり、資金繰りにも悪影響を及ぼしつつある」(建設業)との声が上がっている。

 調査は7月8~29日に、同センターの会員企業など1000社を対象に実施。412社から回答を得た(回答率41・2%)。

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