今年度で115年の歴史に幕を下ろすむかわ町の宮戸小学校(金澤堅一校長)は、校舎に隣接する敷地に閉校と地域に感謝の思いを伝える看板を設置した。
同校閉校記念協賛会(斉藤哲成会長)が企画し、つなぎ合わせたベニヤ板(縦90センチ、横7.2メートル)の中心に「115年間ありがとう!! 宮戸小学校」の文字を記した。両脇には木造の旧校舎と現在の校舎をデザインし、児童や卒業生が同校オリジナルのキャラクター「宮まいくん」のイラストをあしらった。
9月18日に開いた親子レクで児童と家族、教職員らで制作に取り掛かり、同22日に設置した。後期児童会長の山下祥弥君(11)=6年=は「閉校の記念の看板なので丁寧に作業した。みんなで作ったから、見た人に『いい看板だな』と思ってほしい」と願っている。
同校は1907(明治40)年に鵡川尋常小学校井目戸分教場として創設。52年に現在の場所に校舎を移転改築し、2年後に宮戸小として独立した。少子化の影響で現在の児童数は10人となり、来年度から鵡川中央小学校に統合される。

















