厚真で鳥インフル 養鶏場の17万羽を殺処分 道が対策本部会議

厚真で鳥インフル 養鶏場の17万羽を殺処分 道が対策本部会議
対策本部会議で防疫措置を指示する鈴木知事(右)=28日午前10時15分ごろ、道庁

 厚真町の養鶏場で27日、食肉用の約70羽が死んでいるのが見つかり、道の遺伝子検査で28日午前、高病原性鳥インフルエンザ感染の疑いが強い「疑似患畜」と確認された。道は同日午前、対策本部会議(本部長・鈴木直道知事)を開き、同養鶏場で飼育されている約17万羽の殺処分など防疫措置を始めた。道内の家きん飼養農場での発生は今季初。

 道によると、27日午後2時ごろ、同養鶏場から「鶏が多く死んでいる」と通報を受けた胆振家畜保健衛生所(登別市)が13羽を簡易検査したところ、全てからA型鳥インフルエンザ陽性が確認された。さらに石狩家畜保健衛生所(札幌市)の遺伝子検査で詳しく調べた結果、感染の疑いが強いことが分かった。

 道は28日午前10時から、道庁で高病原性鳥インフルエンザ対策本部会議を開き、鈴木知事は「関係機関との緊密な連携の下、危機意識を共有し、発生農場を中心とした迅速な防疫措置に全力を挙げてほしい」と指示。同養鶏場で飼育する全ての鶏の殺処分などを開始した。

 防疫作業は道職員が行い、1日3交代制で1シフト約120人体制で当たる。殺処分は11月1日までに終わらせ、3日までに埋却、施設の消毒など防疫措置全てを完了させる予定。

 同養鶏場から半径3キロ内にある、鶏飼養の農場2戸(計約32万羽)に対し鶏と卵の移動を禁止。3~10キロ内にある3戸(計約38万羽)に対しては同区域内からの搬出を禁止した。今のところ、いずれの農場からも異常は確認されていない。道は防疫措置のほか、発生農場周辺の半径10キロ圏内で野鳥の監視も強化する。

 高病原性鳥インフルエンザは通常、人に感染せず、卵や鶏肉を食べても感染しない。道は「流通している鶏肉、卵は安全」と道民に呼び掛けている。

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