鈴木直道知事は28日の定例記者会見で、道内で新型コロナウイルスの感染が再び拡大局面に入っていることについて「北海道は全国と比べても早い段階で気温が低くなっており、どうしても換気がしにくい」など、複合的な要因が重なっている可能性があるとの認識を示した。道民に対し「この感染拡大を抑えるため、基本的な感染防止行動の実践と、オミクロン株対応ワクチンやインフルエンザワクチン接種の検討をお願いしたい」と呼び掛けた。
道内の人口10万人当たりの新規感染者数は、27日現在で509・8人となり、山形県を抜いて全国最多となった。先週(396人)比で28・7%増加している。日別の新規感染者数は25、26日に5000人を超え、28日まで8日連続で前週の同じ曜日を上回り、歯止めがかからない状況が続いている。
知事は、国の専門家から▽ワクチン接種と自然感染により獲得した免疫が低下している▽夜間の滞留人口が増加している―ことが要因として示されていることを説明。「北海道においても秋の行楽シーズンとなり、人の動きが活発化している」と指摘し、今後は「社会経済活動の活発化による接触機会が増加することなどが、感染状況に与える影響に注意していく必要がある」と述べた。
新規感染者数の増加に伴い入院患者数は増加に転じており、病床使用率は28日時点で28・7%まで上昇した。知事は「特に道央圏や道北圏で急速に上昇している」と説明。道では17日から確保病床のフェーズを「2」(1800床)から「1」(1571床)へ引き下げたばかりだが、「速やかなフェーズの引き上げを検討している」と明かした。医療圏域ごとの状況を慎重にモニタリングし、「入院が必要な人たちが円滑に医療を受けられるよう、フェーズを適切に移行し、医療提供体制の確保に努めていく」との姿勢を示した。
















