28日に厚真町の養鶏場で死んだ鶏から高病原性とみられる鳥インフルエンザ感染が確認されたのを受け、苫小牧市は、渡り鳥との接触機会が多いウトナイ湖周辺の観察路に消毒用マットを設置するなど警戒を強めている。
同湖は今回の野鳥監視重点区域外だが、湖岸や観察路の入り口に消毒用マットを設置。一度、踏んでから入るよう張り紙などで促している。
同日、渡り鳥を観察に湖岸を訪れた岩見沢市の男性(71)は「人に感染しないと聞いても、道内での発生だけに怖い」と動向を注視する。
道の駅ウトナイ湖と野生鳥獣保護センター、サンクチュアリ・ネイチャーセンターは、今月7日に宮城県内でマガンの死骸から高病原性鳥インフルエンザが確認され、野鳥の調査監視を強化する「対応レベル3」になった時点で観察路へのマット設置などの対策に乗り出した。
日本野鳥の会レンジャーが湖畔を定期巡回する際、野鳥の死骸を調べているが現時点で、マガンなど鳥インフル検査の対象となる個体は見つかっていないという。
渡り鳥が日本列島に南下する季節を迎え、市環境生活課はホームページに▽死んだ野鳥を見つけた場合は素手で触らない▽鳥のふんを踏んだら靴底を洗う―などの注意点を明記。鳥インフルについては感染した鳥との濃密な接触など特殊なケースを除き、通常は人に感染しないとし、冷静な対応を求めている。
野鳥の死骸を発見した場合は職員が出向いて回収するとし、「死骸のあった場所、鳥の種類、死骸の数を環境生活課に連絡してほしい」と呼び掛けている。
















