16万羽の殺処分終了 厚真の鳥インフル 道と町が連携「風評被害最小限に」

16万羽の殺処分終了 厚真の鳥インフル 道と町が連携「風評被害最小限に」
厚真町内の指揮現場を視察した鈴木知事=29日

 厚真町の養鶏場で高病原性とみられる鳥インフルエンザが確認された問題で、道は31日、鶏16万3474羽の殺処分を同日午前8時に終了したと発表した。汚染物品の埋却と鶏舎内の清掃・消毒の防疫作業は引き続き行っている。殺処分は11月1日まで、防疫措置は11月3日までに完了する計画だったが、殺処分は予定より早いペースで進み、前倒しで終了した。

 作業は道職員と市町村、農協の関係者ら約220人の3交代24時間体制で行われている。埋却場所は農場から数キロ離れた関連用地内。

 29日には、鈴木直道知事が防疫作業の現場を視察し、宮坂尚市朗町長と会談した。道と町が連携して防疫作業を迅速に進め、風評被害などの影響を最小限にとどめることを確認した。

 会談に先立ち、鈴木知事は現地指揮の拠点を置く町スポーツセンターを訪れ、防疫作業に関わる道職員や後方支援に当たる町職員らを激励。職員らの体調に配慮しながら、「いま一度気を引き締めて事故のないように」と呼び掛けた。殺処分が行われている現場も視察した。

 会談で宮坂町長は、道の迅速な動きに感謝しながら、「町も落ち着いた状況になっている。これを一つの契機に知見を積み上げて、畜産業への適切な対応を」と要請した。鈴木知事は「地域の被害を最小限に抑えるように進めていく」と応じた。

 懸念される養鶏業への風評被害については、「現在流通している鶏肉は安心、安全だ。混乱を来すことがないよう情報を発信していく」との考えを強調した。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る