苫小牧市は29日、2022年度の「未来創造こども会議」の初会合を開いた。小学5年~中学2年生のメンバー16人とスタッフが顔合わせし、23年度に姉妹都市締結50周年を迎える八王子市の歴史を学ぶため、勇武津資料館を訪れた。今後、事前研修を重ね、来年1月、50周年記念事業や今後の交流の在り方について岩倉博文市長に提言する。
北辺警備と開拓のため、勇払原野に入植した八王子千人同心との縁で1973年に八王子市と姉妹都市の盟約を締結した苫小牧市。来年度、50周年を迎えるのを機に、交流の歴史に理解を深めてもらおう―と企画した。
11月19日、12月17日、来年1月14日にも事前研修を実施。1月21日に市役所で、岩倉市長に来年度の子ども研修で訪れる予定の八王子市との交流事業案などを提案する。
この日、勇武津資料館では、学芸員主査の武田正哉さんが「八王子市の歴史と文化」をテーマに講義。同市の概要や、八王子千人同心の歴史を紹介。「同心とは江戸幕府の下級役人で仕事には、日光東照宮の火の番や蝦夷地の開墾と警備があった」と説明。勇払では警備と開墾に従事したが、過酷な自然環境で開拓は思うようにいかず死者も出たことを伝えた。参加者は館内の資料を見て回り、市指定史跡の蝦夷地開拓移住隊士の墓も見学した。
明野中学校1年の台野芳歩さん(13)は「八王子から勇払に開拓者が入って苫小牧が栄えたことや、姉妹都市になったことを学んだ。(今後の交流について)どういう提案ができるかよく考えたい」と話した。
















