道は2日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、道内の感染状況を分析した。直近1週間の全道の新規感染者数は2日時点で人口10万人当たり689・6人となり、先週比で41・8%増加。10月26日以降、全国最多の状況が続いている。記者会見した鈴木直道知事は「北海道は再拡大の局面に入った。いつでも誰もが感染の可能性がある高い感染レベル」と強調し、(1)感染リスクが高まる場面でのマスク着用(2)工夫した換気の実施(3)日ごろの体調管理に十分注意する―の3点の徹底を道民に呼び掛けた。
全道の新規感染者数は1日が7638人、2日は7895人と2日連続で7000人を超え、過去最多(8月19日の8632人)に迫る水準に急増している。2日時点の病床使用率も32・9%となり、先週比で7ポイント上昇。医療逼迫(ひっぱく)の懸念が強まっている。
知事は感染再拡大の要因について、国の専門家からは▽夜間滞留人口の増加など人の動きの活発化▽気温が下がり換気しにくい時期になったことや体調管理が難しくなったこと▽ワクチン接種により獲得した免疫の低下―が指摘されていると説明。さらに、これまでの新たな変異株による感染拡大とは異なり「現在の流行株は今年の夏の感染拡大と同じBA.5系統」と分析し、「これまで同様に基本的な感染防止行動が有効であり、実践してほしい」と述べた。
道では10月17日から全道の確保病床のフェーズを「2」(1800床)から「1」(1571床)へ引き下げたばかりだが、病床使用率が再び上昇していることを重視。医療逼迫に備え、対策本部会議では道央圏、道北圏、十勝圏の3圏域について7日からフェーズを再び「2」に引き上げることを決定。知事は道南圏など他の圏域についても「入院患者数の増加を踏まえ、地域との調整を進め、フェーズ1から2への引き上げの検討を」と本部員に指示した。
















