苫小牧民舞白寿会(山口ますみ会長)は14日、静岡県内で開かれる全国の民踊指導者向け研究集会で、今年度の講習曲に選ばれた「苫小牧おどり」の模範舞踊を披露する。長年、苫小牧おどりの普及活動に取り組んできた白寿会だが、全国各地の指導者らの前で披露する機会は特別。すべての動作を正しく、分かりやすく伝えられるよう練習に励んでいる。
研究集会は、全日本民踊指導者連盟の主催。全国各地で伝承されてきた盆踊りや音頭などの普及、発展を目的に毎年秋、同県熱海市で開催されている。例年8曲ほど講習曲を設定。踊りを修得した参加者が、それぞれの地元で普及を図っている。
苫小牧おどりは、毎年8月に行われるとまこまい港まつりの市民おどりパレードの踊りとして1970年に誕生。太平洋や港、工業地帯、新千歳空港、勇払史跡など苫小牧を表現した歌詞と軽快なリズムの曲で、打ち上げ花火や波などを表現した振り付けが特徴だ。新型コロナウイルス禍でパレードは中止が続いているが、50年以上にわたり、市民に親しまれてきた。
同連盟北海道支部は、苫小牧おどりが長く地域に愛されてきた民踊であることを踏まえて2014年、本部に研究集会の講習曲として推薦。粘り強い働き掛けの末、今年度の講習曲に選ばれた。
14日、熱海市内のホテルで開かれる研究集会には、白寿会の山口会長と松山陽子さんが講師として出席。約30分間、全国から集まった民踊指導者に踊り方を伝える。
市観光振興課の職員も同行し、苫小牧のまちの成り立ちや苫小牧おどりを市民レベルで伝承してきた歴史を説明する予定だ。
同連盟は今月9日、講習曲の中から、4曲を収録したCDをキングレコードからリリースする。苫小牧おどりを歌うのは、民謡歌手の坂崎守寛さんと谷島明世さん。研究集会では坂崎さんらの生歌に合わせ、山口会長らが踊る予定で、松山さんは「本当に光栄。今からもうドキドキしている」と話す。
山口会長も「このような機会は初めてで苫小牧おどりの良さを皆さんに知ってもらえるよう、しっかりと役目を果たしてきたい」と力を込めた。
















