アイヌ民族文化財団(札幌市)は「文化の日」の3日、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)を無料で開放した。伝統芸能やライブの上演、講演会、文化体験などの特別プログラムを繰り広げ、入場者は6490人を数えた。
体験交流ホールでは、アイヌのウポポ(歌)や伝統舞踊を取り入れた独自のライブを展開する3人組のユニットnin cup(ニンチュプ)の特別公演「ハポの物語」が行われた。
また、アイヌ民族にルーツを持つ歌手の豊川容子さんやギターとベースの西村嘉洋さん、川上将史さんら計9人が出演し、白老に伝わる踏舞(タプカラ)など計16曲の伝統歌や舞踊、オリジナル曲を披露した。
体験学習館と周辺では、クマやフクロウの木工品のほかアイヌ文様を施した小物類の展示販売、有識者の講演、工芸作家らによるトークショーも行われた。展示会場では作家と来場者が作品に懸ける思いなどを語り合い、食文化体験としてチェプオハウ(サケの温かい汁物)も150食限定で振る舞われた。
誘客広報部の担当者は「今日をきっかけに少しでもアイヌ文化に興味を持ってもらい、白老だけでなく道内各地のアイヌ文化に触れてほしい」と話していた。
















