日本アイスホッケー連盟は7日、新たな男子代表監督にカナダ人のペリー・パーン氏(71)が就任すると発表した。歴代のカナダ代表を率いた経験を持つ指導者で10日にハンガリーのブダペストで開幕する国際大会、ユーロチャレンジから日本代表で指揮を執る。男子U20代表監督も兼ねる。
前任で昨年4月から代表監督に就任していたカナダ人のリック・キャリアー氏は退任した。
パーン氏は1991年から92年にカナダの男子代表監督を務め、95年以降は北米アイスホッケーリーグ(NHL)の加盟チームでコーチを長年にわたって歴任した。
ニューヨークレンジャーズ(2004~09年)やバンクーバーカナックス(14~17年)などNHLの計6チームでコーチを務め、監督としてはカナダ女子代表(18~19年)も率いた。その後はロシアを中心としたコンチネンタルホッケーリーグ(KHL)エカテリンブルク(20~21年)でもコーチに就いていた。
今年7月にはカナダのエドモントンで行われた日本男子代表のキャンプを支援し、今回の人選を受諾した。パーン氏は「これまでに築かれたものを継続して、さらに積み上げたい」とコメントしている。
日本アイスホッケー連盟の本間貞樹強化本部長は「世界最高峰レベルでの実績を持つパーン氏が戦略や技術力向上方法を選手に伝授し、各カテゴリーのレベルアップに貢献してもらいたい」と期待を寄せる。
日本(世界ランキング25位)が出場するユーロチャレンジはほかに欧州5カ国代表の計6チームが参加し、日本は同じ組のハンガリー(同20位)、フランス(同13位)と対戦。最終日の13日に順位決定戦が行われる。













