医療系学科への進学や医学に関心のある生徒を対象にした「高校生メディカル講座」がこのほど、苫小牧東高校で開かれた。市内外から中学生を含む約85人が参加。講演やグループワークを通じ、地域に根差した医療や介護について考えた。
講演で、北大大学院医学研究院医学教育・国際交流推進センターの村上学さんは道内における地域医療の問題点として人口の広域分散や医療者の偏在、積雪寒冷地といった気候特性を指摘。その上で、「患者中心の医療を貫くことが大事。自分がどんな役割を果たせるか自問自答してほしい」と呼び掛けた。
地域医療問題の解決策を探るグループワークでは、生徒たちが八つのグループに分かれ、アルツハイマー型認知症の82歳女性の健康な日常生活づくりについて議論。バランスの取れた食事を助言できる栄養士や、薬の管理指導をする薬剤師などの人材を確保していく必要性を指摘する意見が目立った。
看護師に憧れているという同校1年の櫛部祐生さん(15)は「地域でつながり合って、支えていくことが大切だと分かった」と話した。
講座は、道教委による地域医療を支える人づくりプロジェクト事業の一環。生徒の進路選択に向けた意識向上が狙いで今年度、胆振管内では、同校と室蘭栄高校で行われた。
















